Side Storyよもやま話

多様な若手研究者の集まる研究所

 現在の「神経難病研究センター」の前身である「分子神経生物学研究センター」は、滋賀医科大学では最初の附置研究所として1989年に設立され、1992年に建物が完成しました。
 私は、分子神経生物学研究センターの開設と同時に解剖学講座から、センターに助手として異動しました。建物ができたときは、とてもうれしくワクワクした気持ちを覚えています。
 センターには、本学卒業生はもちろんのこと、京都大学、京都府立医科大学、千葉大学、浜松医科大学、カナダ、中国など、国内外から若い研究者が集まり、多様な環境のもとで、活発に楽しく研究することができました。
 その後、留学生も多くなり、「センターに来ると外国に留学しているみたいだ」とよく言われました。この良き伝統が、現在の神経難病研究センターに引き継がれていることをうれしく思うとともに、今後も大切にしていただきたいと願っています。


当時の
遠山理事

(研究・企画・国際担当理事/副学長 遠山育夫)

画像:50th Anniversary