club部活動紹介

リレー・フォー・ライフ

リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員会は、2016年に滋賀医科大学の学生を中心として組織された学生団体です。リレー・フォー・ライフ(以下、RFL)とは、地域全体でがんと向き合い、がん患者さんを支え、がん征圧を目指すチャリティーイベントです。1985年、アメリカの1人の医師が24時間走り続け、がん患者支援への寄付を募ったことが始まりとなったこのイベントは、2023年には世界32ヶ国、約4500ヶ所で、日本では48ヶ所で開催されています。滋賀県では2014年に近江八幡の休暇村で「リレー・フォー・ライフ・ジャパンしが実行委員会」として初開催され、2016年以降は滋賀医科大学に会場を移し、実行委員も学生のみとなり、「リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員会」として、年1回のリレーイベントが開催されてきました。

イベントでは、「がん患者さんは24時間がんと闘い続けている」という想いを共有し、明日を生きる勇気を分かち合いながら、24時間タスキを繋ぐリレーウォークや、がんで亡くなった方を偲び、今この瞬間もがんと闘っている方を応援するイベントである「ルミナリエセレモニー」、がんに関する講講演会やステージでの歌やダンスのパフォーマンス、がん啓発やがん検診などのブースの出展など、さまざまな内容を行います。その中でRFLのテーマである「祝う」「偲ぶ」「立ち向かう」ということを感じていただけます。

ただこれまでイベント開催は困難も多く、2019年は台風の影響でやむなく開催を中止しました。2020年、2021年はコロナの影響でオンライン開催、2020年、2021年はコロナ禍で大学での課外活動はもとより、大学に登校することすらできない期間もありましたが、どうにかオンラインでの24時間配信という形でイベントを繋いで参りました。2022年は対面とオンラインのハイブリッドで開催しました。

そして2023年は実に5年ぶりに学外から皆様をお迎えしてのコロナ禍以前と同様の開催が実現しました。久しぶりの開催でしたが、皆様の温かいご支援ご協力のおかげで、2日間で443名の方にご参加いただき、同年度の活動を通して1,021,654円の寄付を集めることができました。心より感謝申し上げます。いただいたご寄付は全額日本対がん協会へ寄付させていただき、そのご寄付はがん相談やがん研究、がん検診受診率の向上などの活動に使用されます。

またイベントの開催以外では、県内の企業や医療機関での募金活動や、SNSや新聞での広報活動、オンラインでのがん患者さんとの交流会、定期的な全体ミーティングなどを行っております。

私たちのように、学生が主体となって企画運営し大学で開催するRFLをカレッジリレーと呼び、日本では唯一滋賀医科大学だけです。若い世代の頑張りは、がん患者さんに勇気や希望を感じてもらえると思いますし、医療やがんに関心の薄い若い世代に対する啓発としても、私たち学生が果たす役割は大きいと考えています。今後もがん患者さんが安心して過ごせる空間や、がんに関わりのない方でもがんについて触れ、考えるきっかけとなる空間を作るために、この活動を続けていきたいと思います。今後ともご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

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