2024/9/6
滋賀県における医療のリーダー
として活動する存在へ
滋賀県における
医療のリーダーとして
活動する存在へ
- 滋賀医科大学長
- 上本 伸二UEMOTO Shinji
学長あいさつ
滋賀医科大学が創立された50年前(昭和49年)は、全国の医師数は約12.8万人で、死因の1位は脳卒中、乳児死亡率は10.8人/1,000人出生数でした。
現在は医師数は約34.0万人となり、死因の1位は悪性腫瘍に変わり、乳児死亡率は1.8人/1,000人出生数に減少し、本学創立時と比較すると、わが国の平均寿命は男性は71.2才から81.6才に、女性は76.3才から87.7才に上昇し、特に滋賀県は男性1位、女性4位で長寿の県になりました。[注]
このたび、開学50周年を迎えることについて、みなさまに感謝申し上げますとともに、滋賀県及びわが国の更なる健康長寿に貢献していく決意を新たにします。
[注]厚生労働省 人口動態統計、医師・歯科医師・薬剤師統計、簡易生命表、都道府県別生命表のデータに基づく。
本学の創立は、滋賀県民と関係者のご支援の賜物であり、その後もご支援をいただきながら発展して50年を迎えます。
多くの医療人を輩出しながら、滋賀県の安定した医療に取り組んでまいりましたが、50年の節目を迎えるにあたり、「湖国とともに、世界に羽ばたく/医療のあゆみ半世紀、更なる飛躍へ」をスローガンとして、みなさまに感謝し、喜びを分かち合い、未来を見据えて躍進する機会とする50周年記念事業を行いたいと思います。
地域密着型の医学教育(里親学生支援事業、医師キャリア形成プログラム、地域医療教育研究拠点)と看護教育(地域医療実践力育成コース、特定行為研修センター)、そして女性医師のキャリア継続を支える大学を挙げての強力な支援体制です。
研究では遺伝子改変カニクイザルを繁殖している動物生命科学研究センター、神経難病研究センター、NCD疫学研究センターでの研究が本学の強みです。
また、自然に囲まれた単科大学のアットホームな環境の中で、学生同士のコミュニケーションが密なことが大きな魅力となっています。
平常時においても非常時(災害や感染症蔓延)においても、滋賀県における医療のリーダーとして活動する存在を目指しています。
そのためには自治体との協力が不可欠であり、様々な分野での具体的なコラボレーション体制の構築が必要ですが、長期的なサステナビリティの基盤は、質量ともに層の厚い次世代の医療を担う若い人材育成です。
関連病院・施設と協働して、優秀な医師と看護師を育成することで、滋賀県の医療を充実させ、さらにその先にある大学院教育を強く結びつけて、次世代のリーダーを育てます。
結果的に、地域医療の充実と大学における教育と研究の発展が、ともに推進される好循環形成を目指します。
滋賀医科大学から2名が他大学教授に選出されたことです。
庭掃除とゴルフ練習場、夜はテレビドラマ鑑賞でストレスを発散しております。
琵琶湖畔から見た比叡山。特に夕日に映える比叡山はとてもきれいで神秘的です。
現京大総長の湊長博先生です。科学者として、指揮官として、包容力のある人間として尊敬しています。
「いつも心に太陽を」:反省はしますが基本は前向き、そして相互の信頼
クラブ活動(テニス)で友情を育みました。
しかし、クラブ内のセレクション試合はメンタルにきつかったです。
英語を継続して頑張りましょう。
大学3年から大学院までの9年間のブランクはもったいない。
中学校で陸上競技をしてました。400m走と2,000m走です。
三重大学の地域医療・卒後研修担当副病院長時代、研修医を連れて三重県へき地の診療所や病院訪問をした経験です。
今から18年前ですが、地域の医師不足による医療崩壊の一面を見ることができました。
みんなにやる気になってもらうことですが、そのためには公平性と透明性が不可欠です。
実務のキーワードは報告・連絡・相談の「ホウレンソウ」で、組織のためだけではなく、自分のキャリアアップのためにホウレンソウを利用してください。
上司の考え方や判断基準をマスターできれば、次のステップに飛躍する自信となります。
※インタビューは2021年11月に行ったものです。
SHIGA UNIVERSITY OF MEDICAL SCIENCE 50th Anniversary