Departments講座等紹介

臨床医学講座

外科学講座(消化器・乳腺・小児・一般外科)

沿革

滋賀医科大学開学直後の1975年4月に外科学第一講座が開設され、食道癌を専門とする大同禮次郎教授が初代教授として着任された。1978年10月滋賀医科大学医学部附属病院の開院に伴い一般外科・消化器外科を担当する第一外科として診療を開始した。しかし、講座の礎を築かれた大同教授が肝細胞癌のため志半ばで逝去されるという不幸に見舞われた。1980年9月に小玉正智教授が第2代教授として着任され、消化器外科を中心として乳腺内分泌外科、小児外科、移植外科、救急と多岐にわたり診療、研究、教育活動を行い、1999年2月に第53回日本消化器外科学会総会を主宰された。2001年4月に谷 徹教授が第3代教授として就任され、2002年4月に消化器・乳腺一般外科、心臓血管・呼吸器外科よりなる大講座制へと移行し、大講座制は現在に至っている。2014年8月に谷 眞至教授が第4代教授として着任され、2021年5月に診療科名が一部変更になったことから講座名も外科学講座(消化器・乳腺・小児・一般外科)となり、開講50周年を迎えるに至った。常に「なぜ」を問いかけるscientific surgeonを育成することが講座のミッションであると考えている。

診療科としては消化器外科、乳腺一般外科を担当し、癌に対する治療成績の向上と低侵襲外科手術手技の開発、エンドトキシン吸着療法をはじめとする外科侵襲学の研究と臨床に積極的に取り組んできた。さらに、滋賀県内の小児医療への貢献が認められ、2021年5月からは診療科名が消化器外科と乳腺・小児・一般外科となり、臨床面の充実だけでなく臨床に対する責任の重さを実感している。

また、講座を支えてくれた江口 豊教授が2005年4月に救急集中治療医学講座、遠藤善裕教授が2008年4月に臨床看護学講座、来見良誠教授(現JCHO滋賀病院院長)が2011年1月に総合外科学講座、目片英治教授が2016年6月に総合外科学講座、清水智治教授が2020年3月に滋賀医科大学附属病院医療安全管理部に、向所賢一教授が2021年11月に 医学・看護学教育センターに就任されている。

研究

腫瘍学、外科侵襲学、低侵襲外科治療学に関して「オンリーワン、ナンバーワンを目指す」のもとに積極的に研究活動を行っている。新規治療法の開発や導入、医療機関経営戦略など、どの医師でも経験するような状況において研究の経験は生かされるものであり、どのような形でも良いので、研究活動に携わってほしいと考えている。

教育

学部学生、大学院生だけでなく、研修医や若手外科医を含む卒後教育までのシームレスな教育が重要な時代となってきた。腹腔鏡手術やロボット支援下手術、AI技術など外科を取り巻く環境の大きな変化に対応するべく、2023年5月から卒後教育としてご遺体を用いたcadaver surgical trainingにも着手し、次世代の指導者の育成に注力している。

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