Departments講座等紹介

臨床医学講座

総合外科学講座

滋賀県の二次医療圏地域医療再生計画、東近江医療圏の地域医療の再生を担うべく2011年1月に、滋賀医科大学医学部地域医療支援学講座が開設され、総合外科学講座の初代教授に来見良誠先生が就任され開講となった。2014年4月以降は滋賀県からの寄付講座から滋賀医科大学の講座となり、八日市インターの直ぐ横にある国立病院機構東近江総合医療センターで滋賀医科大学の「第二教育病院」として活動をしている。

目片英治教授は2015年7月より赴任している。現在、総合外科学講座は山口剛、赤堀浩也、北村直美のスタッフ3名と外科系全ての診療科の先生方の協力を得て外科疾患、救急疾患への対応を行っている。東近江総合医療センターは、地域医療支援病院に必須である救急車が故障続きであったところを、市民、企業の皆様、医療関係者にクラウドファンディングの趣旨にご賛同いただき、今年度漸く新しくすることができた。大きなご支援を頂いたということは、改めて皆様の期待に応えていかなければならないと気持ちを新たにしたところだ。

地域医療スタッフとの連携(がん診療セミナーを通して)

地域と院内の医療スタッフが共に参加できる勉強会として継続開催している(毎月 第1木曜日)。院内外関係者の協力を得て2023年12月までに68回、セミナーを開催することができた。院内のスタッフから症例報告やレクチャー、院外講師からの専門的な講演を継続して行っている。セミナーは当院と東近江医師会、訪問看護ステーション、調剤薬局との連携に大変重要な機会となっている。コロナ禍で当たり前になったWeb会議のシステムが、交通事情が良いと言えない地域では、特に有効なツールとなった。

市民公開講座の実施(地域医療教育研究拠点)

大学の地域医療教育研究拠点の活動として2016年より市民公開講座「医療セミナー」を、東近江総合医療センター、JCHO滋賀病院、滋賀医科大学共同で行っている。教育拠点病院の拡大に伴い、2023年より公立甲賀病院にも参加して頂くこととした。ピアザ淡海を会場とし地域医療教育研究拠点病院からの情報発信の一つとして継続している。今年度は2024年3月20日(水・祝)に開催予定としている。

ネットワーク環境の構築

滋賀医科大学の協力のもと、東近江総合医療センター内でSUMSネットワークへの接続が可能となった。滋賀医大のメールアドレスを持っている職員は、滋賀医大内と同じ環境で情報へアクセスすることが可能となった。学生、研修医、常勤の医師は勿論、医大からの非常勤医師の先生方にもネットワーク利用が可能となった。診療、教育、研究を継続させていく為に大変重要なツールとなっている。

地域医療教育研究拠点病院の役割について自問自答しながら活動している日々だが、次年度に向けて、医師の働き方改革が各病院で推し進められていくことだろう。地域医療にマイナスの影響を出さないように私たち自身も変わっていかなければならない。働く医療者がやり甲斐を感じられる環境作りも当講座の役割と考えている。

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