Departments講座等紹介

看護学科

臨床看護学講座(成人)

成人看護学領域は、平成6年看護学科開設当初は成人・老年看護学領域として教授1名(老年看護学担当)、講師2名(成人看護学担当)、助手3名(成人看護学担当)、助手1名(老年看護学担当)の計7名体制でスタートした。その後平成11年に2領域に分かれ、平成12年に德川早知子先生が成人看護学領域の教授として就任された。宮松直美は德川早知子前教授時代の平成16年に助教授として着任し、平成17年3月の德川先生ご退職の後、7月に教授を拝命した。以降、約19年間、准教授/講師・助教/助手の先生方や事務補佐員の方々に支えられて教室を運営してきた。令和6年3月現在は教授1名、准教授1名、助教/助手3名の5名体制で、学部および大学院での成人看護学全般の教育と研究を担っている。

これまでの間、本学医学部医学科や滋賀県庁の先生方、他大学や研究班の先生方、16名の客員の先生方ならびに附属病院看護部の皆さまから多くのご指導とご協力を賜り、脳卒中や糖尿病、がんなど非感染性疾患の予防と管理に関するテーマを中心に、25件の主担研究、15件の分担/協力研究、6件の滋賀県事業、3件の企業奨学寄付金事業等を進めてきた。その成果は、大学院生や学部学生を含む教室員の努力により、144本の論文、66本の国際学会発表、209本の国内学会発表として社会に還元されている。またこうした研究活動と並行して、教員が一丸となって20名の修士論文と210名の卒業論文の研究指導を行い、科学的探究心を持つ看護職の育成に力を注いだ。その結果、修士課程修了生のうち9名が後に博士後期課程へ進学、10名が研究職に従事と、国立大学に課せられた「次代をリードする人材の輩出」という教育の成果を実現している。

開学50周年という大きな節目である令和6年に博士後期課程が開設されることになり、さらに活発な研究活動とその成果に基づいた教育を推進することで、優れた人材を数多く輩出することに努めたいと考えている。関係各位のより一層のご指導ご鞭撻を賜りたくお願い申し上げる次第である。

德川早知子前教授を囲んで
看護学科棟5階共同研究室にて、令和5年11月13日撮影
後列左より:川原瑞希(客員助教)、相澤千草(修士課程)、清原麻衣子(助教)、山形有里(助教)、栗林美優(修士課程)
前列左より:宮松直美(教授)、德川早知子(前教授)、山口亜希子(准教授)

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