Departments講座等紹介

附属病院診療科

形成外科

2016年10月1日より滋賀医科大学附属病院で形成外科診療を開始した。乳房再建を主とした他科からの依頼による組織再建や唇裂・口蓋裂、手足の先天異常、眼瞼下垂や皮膚皮下軟部腫瘍に対し、整容と機能の獲得を目的とした診療が行われた。

2022年4月1日より、高度な技術を要するマイクロサージャリーを用いた頭頚部癌切除後再建や乳癌切除後再建が開始された。それまでは耳鼻咽喉科・頭頸部外科での頭頸部悪性腫瘍切除後の遊離組織移植を用いた同時再建には、他大学からの医師を招聘して行っていたが、他大学に頼らずに高度な再建が可能となり、新たな歴史を刻んだ。2022年4月を境に手術件数も大幅に増え、2022年度は前年度を倍近く上回った。数年後には滋賀医科大学附属病院内に高度救命救急センターが立ち上がるが、現在においても大学病院としては珍しく、顔面外傷や切断指を含む手外傷などの重度外傷を積極的に受け入れており、形成外科はその一翼を担っている。今後の高度救命救急センターの稼働により、切断外傷や重度熱傷症例が増えることが予想され、さらに高い頻度で対応していく必要がある。現在、それに向け若手スタッフがトレーニングを積み、着実に力をつけてきている。

現在、滋賀医科大学形成外科においてはスタッフ数が少ないながらも、幅広く形成外科疾患に対する治療が可能である。そして2023年4月からは、Qスイッチルビーレーザーや、Vbeamを用いた小児のあざを含めた皮膚表在性疾患に対するレーザー治療を開始し、さらに幅の広い診療が可能となった。

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