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実験実習支援センター

実験実習支援センターは、2005年に実験実習機器センターと放射性同位元素研究センターを統合して発足した。統合以前のことについては、開学40周年記念誌に記載されているので、統合後より現在までを中心に述べたい。

実験実習支援センターは、学内教育研究施設として、医学の教育・研究に必要な設備、機器を総合的に管理することにより、共同研究の効率化を図り、学内における医学教育及び研究の向上、発展に資することを目的としている。実験実習支援センター長は、2003年より堀池 喜八郎教授、2009年より松浦 博教授、2011年より岡村 富夫教授、2013年より後藤 敏教授、2017年より等 誠司教授、2019年より扇田 久和教授、2023年より伊藤 靖教授が務めている。また、2021年より朝比奈 欣治が専任准教授として実験実習支援センターの管理業務を行なっている。2023年11月現在、センター長1名、准教授1名、福堀 順敏(助手)、森 康博(技術専門職員)、福永 祥子、寺戸 勅雄、山元 武文(技術職員)、山川 信子(技能補佐員)で構成されている。

実験実習支援センター機器部門には、共焦点レーザー顕微鏡、電子顕微鏡、Cell sorter、Flow Cytometer、自動パラフィン包埋装置、クリオスタット、超遠心機、リアルタイムPCR、TOF-MS、ICP-MS、GC-MS、プレートリーダー、サイトカインアレイシステム、NMR、3T MRI、4.7T MRI、in vivoイメージングシステム、小動物エコーなど、医学研究に必須な機器が導入されている。また、細胞培養室、ウイルスベクターの作製・使用を行うP2実験室、動物実験のためのウェットラボを整備している。センタースタッフは、これら機器利用のサポート・管理を行ない、学内研究に貢献している。RI部門は、利用者数の減少および施設の効率的な運営のため、2020年に管理区域を縮小し、2023年に全面改修工事が終了した。現在、RI施設は、10種類の核種を用いたin vitroの実験を行うよう整備されている。

実験実習支援センターでは、毎年、新規利用者講習会を実施し、機器利用方法の概要を説明し、遺伝子組換え実験や病原微生物実験、放射線防護の安全教育を行っている。学内利用者とのコミュニケーション促進を目的として、2007年よりCentral Research Laboratoryニュースを発刊し、2022年には第100号を迎えた。また、ホームページを随時更新し、利用者に向けて最新のニュースや機器マニュアルを提供している。さらに、学術・先端機器セミナーを随時開催するほか、高大連携やオープンキャンパスにおける研究機器の説明会、英語による講義や実習による大学院集中講義を主催し、学内外の教育に貢献している。実験実習支援センターの運営費は、利用者より選出された委員で構成される運営委員会において予算、支出が毎年精査されている。また、利用者から購入希望機器や意見を募り、利用者会議にて希望を取りまとめ、利用者の意向をセンターの運営に強く反映させることにより、目まぐるしく進歩する先端医学研究のトレンドに対応している。

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