センター・施設等
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滋賀医科大学の研究活動支援組織を統括して、研究者の研究活動を支援するとともに、本学における学術研究の推進を図るため、2017年(平成29年)4月に設置された。研究活動における戦略および推進に関することを担う研究戦略推進室、研究活動におけるリスクマネジメントを担う医学研究監理室、研究倫理審査に関する役目を担う倫理審査室を組織し、滋賀医大の研究活動を統括する司令塔の役目を果たしている。研究におけるPDCAサイクルでは、PlanおよびActionを担当している。
研究活動統括本部では、学内共同研究施設(動物生命科学研究センター、実験実習支援センタ−)から要望のあった研究設備のマスタープランを議論し、そこから次年度の研究に関する概算要求書の作成に取り組んでいる。特に第4期中期目標・計画期間においては、研究活動の活性化に加えて、優れた研究成果の実装化によるメディカルイノベーションもミッションに掲げており、研究活動統括本部のもとの新たにBioMedical Bussiness Development Unit (BBDU)を組織し、企業出身者の実務者教員を配置した。研究に関するミッション実現化プロジェクトの計画の企画や見直し、予算配分についても議論している。
研究の推進に加え、適正な研究の実施や質の高い研究の確保も研究活動統括本部の役目である。そのため、研究倫理を審査する倫理審査室や研究リスクマネジメントを担う医学研究監理室を置いて、専門家を配置している。
滋賀医科大学は単科の医科大学であり、総合大学のようにすべての分野でトップになることはできない。そこで、本学の特色ある研究に資源を集中させ、個性ある優れた研究を育成していく必要がある。また、研究の進歩は著しく、AIなど新しい技術の開発ともに従前は未体験の新たな倫理的問題も発生している。国際化による研究のインテグリティの問題など、研究者個人で対応することは極めて困難であり、大学全体として対応していく必要がある。このように、本学の研究の発展のみならず本学研究者を守るためにも、研究活動統括本部の役目は、今後ますます重要になっていくと考えられる。
SHIGA UNIVERSITY OF MEDICAL SCIENCE 50th Anniversary